もにょめも

ここはワイの雑記帳

2018/10/13[前編]鉄道総研 平兵衛まつり2018に行った

10月13日に鉄道総合技術研究所で開催された、平兵衛まつり2018へ行ってきました。

国立駅

毎年行われているという平兵衛まつり、地元住民向けのイベントのためか鉄道総研のサイトには一切情報がありません。自分も今年になってからTwitterでその存在を知りました。鉄道イベントの中ではかなりマイナーな部類に入るものと思います。

鉄道総研の所在地は国分寺市ですが、最寄り駅はJR中央線の国立駅。駅からは徒歩数分でまつり会場です。車両基地など駅から遠いイベント会場も多い中で、アクセスがよいのはよいことです。

ひかり商店会に新幹線通り…。このあたりの地名、国分寺市光町は新幹線「ひかり」にちなんで名付けられています。

ひかりプラザ

こちらは鉄道総研の目の前にある国分寺市ひかりプラザ。目を引くのは0系新幹線…ではなく国鉄がさらなる速度向上のために製作した試験車両、951形です。

新幹線951形電車(しんかんせん951がたでんしゃ)とは、1972年3月の山陽新幹線の岡山駅までの開業に伴い、日本国有鉄道(国鉄)が当時の営業運転での最高速度210km/hを超える250km/h運転の新型車両を開発するために、1969年3月に製作された2両編成の試験車両である。

新幹線951形電車 - Wikipedia

951形車内は一般公開されており、新幹線に関する資料や書籍、鉄道模型レイアウト等があります。運転室にも入ることができます。

ちょうどこの日は平兵衛まつりに合わせて地域のお祭り・ひかりまつりも開催されており、ひかりプラザ前の道路には屋台が多く並んでいました。

鉄道総研

いよいよ鉄道総研に入ります。鉄道の鉄の字が「金を失う」を嫌って金偏に矢になってますね。

スタンプラリーやウォークラリーがあるとのことなので、本部で台紙をもらって探検に出かけます。場内が広く、展示も数が多いため一通り見て回るのでもけっこう時間がかかります!
なお実験棟内は写真撮影禁止のため、屋外展示しか写真がありません。本物はキミの目で確かめてほしい。(少年誌によくあるアオリ文)

リニア車両展示コーナー

リニアモーターカーの試験車両、ML100・ML500・MLX01-3です。
本館内には模型もありましたが、なんと屋内には実物が!未来のリニア中央新幹線につながる重要な遺産です。

架線コーナー

こちらは架線を知るコーナー。実験線の上に設けられた足場に登り、電気の流れていない架線に触れることができます。

説明によるとこのパンタグラフだけ載せた試験車両が最高時速200kmで走るそうです。

電気は流れていません。

試験車両公開コーナー

R291形試験車両とキハ30です。

223系2000番台…ではなく燃料電池試験車R291形です。
鉄道総研のコーポレートカラーである紫の帯を巻いています。関西出身でこの顔をよく見ていた自分からすると、スカートがないとちょっと不安な気持ちに…。

構内試験車両 (R291) | 研究開発 | 公益財団法人 鉄道総合技術研究所

こちらの湘南色キハ30は駆動系の研究開発に用いられるようです。

ディーゼル車両(キハ30) | 研究開発 | 公益財団法人 鉄道総合技術研究所

その他試験車両

この窓がでかいのは300系新幹線…のモックアップを使った試験車両らしいですが、見える所にあるというだけで特に説明などもありませんでした。ネット上の情報では次世代新幹線ATLAS計画に関連した試験車両だとか…。

ATLAS車両の方へ続く三線軌条です。

よくわからない試験車両です。車両断面が特徴的なので、もしかしたら小断面トンネル用とか振り子式の車両かも。

E231系…と思われる無地の車両。台車に関する展示コーナーの一部で、コンプレッサーで空気ばねに空気を送ると車体が持ち上がるものでした。

ポッポみち

展示も一通り見終えたので国立駅に戻ることにします。
かつては中央線から鉄道総研まで引き込み線が伸びていましたが、現在はこのように遊歩道になっています。鉄道総研正門からはちょっと遠回りにはなってしまいますが。

戦利品

たぶんスタンプラリーだっと思いますが景品の951形のノートです。裏表紙は951形の図面になっています。
説明では集めたスタンプ個数でもらえる景品が異なるとのことでしたが、その他の景品が何だったのかは分かりません。全コンプでもらえたのはこれでした。

たぶんウォークラリーの景品はポストカード。全3種類あって、もう1枚はML100かML500のどっちかでした。

実験棟内のため写真撮影禁止だった車内快適性シミュレーションの体験記念乗車券。
数多くある展示の中でも非常に面白い体験ブースだったので来年度以降に平兵衛まつりに行こうと思ってる方はぜひぜひ。(詳細は伏せたほうがいいのかな)

ホビーセンターカトー東京

実は最近鉄道模型熱が再燃してきて、これからもお世話になるであろう鉄道模型メーカー・KATOのショールームへ行ってきました。
国立から中野まで中央線で移動し、そこからはバスに乗ります。公式サイトだと大江戸線の落合南長崎から歩くように書いてますが、バスで西落合一丁目まで行くのが楽ちん。

赤い車体の京急デハ268が目印です。

そこそこ広いレイアウトにしようと思うと家が大きくないといけないので、鉄道模型はどうしても人を選んでしまう趣味でもあります。安く集められるわけでもなく、老後の楽しみに取っておこうかな…とか思ってたんですが、人間いつ死ぬかわからないので楽しみは楽しめるうちに楽しんでおこうと思います。

 

[後編]開館11周年・ナイトてっぱく へつづく