リゾートビューふるさとに乗ります pic.twitter.com/QeRpzZ1luc
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月28日
篠ノ井線・大糸線を走る臨時快速列車「リゾートビューふるさと」に乗って、春の安曇野を見てきました。
前日譚
今年のゴールデンウィークはなんと10連休!
とはいえ実際にどこ行こうかななんて考え始めたのが2,3週間前で、そんな時期に宿の予約が取れるはずありません!アホかな?
日帰りができて、行きと帰りで同じ経路を辿りたくなくて、なおかつ面白い列車に絡められるとなおよし…。ということで行き着いたのがJR東日本 長野支社が誇るリゾート列車「リゾートビューふるさと」による長野周遊でした。
まず北陸新幹線で長野まで行き、長野からはリゾートビューふるさとに乗って大糸線 南小谷へ。そのあとは南小谷始発のあずさで帰ってきます。このルートだとちょうど「週末パス」がかなりお得に効いてきますが、週末パスは大型連休中は使えないのでおとなしく往復料金をお布施しておきます。
北陸新幹線
大宮駅
ここは大宮 pic.twitter.com/MDeAgh64Uy
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月28日
時刻は朝7時半、新幹線に乗るために大宮駅まで来ました。まずはここから長野駅まで向かいます。
かがやき
かがやき503号 pic.twitter.com/pYiwVjwQ0X
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月28日
E7系/W7系車両による北陸新幹線 最速達列車「かがやき」です。
長野までの所要時間は約1時間。大宮を出ると高崎や軽井沢をガン無視していきなり長野に停まる韋駄天野郎です。でもその足の速さのおかげで、首都圏エリアからでも長野駅9時発の列車に乗れてしまうのです。ありがたやありがたや。
きょうの朝ごはんは深川めしです pic.twitter.com/CsorlXQb6C
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月28日
1000円を超えなくて、朝食向けにあまり重くないものにしました。
リゾートビューふるさと
長野駅
ここは長野 pic.twitter.com/75tIR5DYqt
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月28日
リゾートビューふるさとの始発駅の長野駅です。
外観・車内
HB-E300系 リゾートビューふるさと pic.twitter.com/WqLgVZV7dj
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月28日
リゾートビューふるさとの正面および側面ロゴです。
HB-E300系の名前の通り、ハイブリッド仕様の気動車。正面や側面にも「RESORT HYBRID」の文字が見えます。
方向幕は「リゾートビューふるさと」と行き先である「南小谷」を交互に表示します。
毎度おなじみ展望席 pic.twitter.com/20ACZrbx3n
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月28日
JR東日本の観光列車では定番ですが、1・2号車ともに運転席後ろに誰でも利用可能な展望室がついています。
長野-松本間の篠ノ井線区間は1号車が先頭、松本-南小谷の大糸線区間は2号車が先頭になります。どちらの区間の展望を楽しみたいかで指定席を取る号車を決めるとよいでしょう。今回は2号車の仁科三湖側の座席を取りました。
基本的に車内検札はないですが、車掌さんに言えばスタンプを押してもらうことも可能です。
前情報では検札スタンプも列車オリジナルのものらしい…とのことでしたが、この日は元号改正の影響で用意できておらず、質素な「入鋏済」スタンプでした。
リゾートビューふるさと
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
乗車記念スタンプ pic.twitter.com/SvCZx8Jc79
松本より先頭1号車の展望室には乗車記念スタンプとその台紙があります。
他にも沿線の風景写真アルバムや、双眼鏡なんかも準備されています。
リゾートビューふるさと 車内モニター pic.twitter.com/6s3F438GP6
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
車内数ヶ所にはモニターが設置されており、展望室に行かずともここからでも前面展望を楽しむことができます。何か催し物がある場合は展望室の様子が映し出されることもあります。
姨捨駅
篠ノ井線 姨捨駅スイッチバック入線 pic.twitter.com/l2oH3ccmzG
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南小谷に向けて走り出した列車の第一のみどころ、篠ノ井線 姨捨駅です。
長野方面から来た列車は一度引き上げ線に入り、進行方向を変えて(スイッチバック)駅構内に入線します。
後ろよりの2号車展望室でずっと眺めていましたが、運転手が走ってこなかったので運転台を交換せず、そのままバックで入線しているようです。
ここは姨捨 pic.twitter.com/6IlbxDdKOe
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姨捨駅からのパノラマ眺望 pic.twitter.com/jJvJ6UZtd0
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姨捨駅で有名なのはスイッチバックだけではありません。ホームからは善光寺平が一望でき、その眺望は姨捨駅を全国に名を知らしめる一因となっています。
リゾートビューふるさとは姨捨駅での停車時間が12分確保されているため、存分にこの眺めを楽しむことができます。
松本駅
松本駅の停車時間で駅弁を買う pic.twitter.com/bTzcRe8RTv
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松本駅では14分停車。停車時間を使ってお昼ごはん用に駅弁を買っておきます。
列車はここで進行方向を転換、同時に座席も向きが変わります。
穂高駅
ここは穂高 pic.twitter.com/l2Zb3wGGec
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穂高駅構内踏切と巫女さん pic.twitter.com/kbpf0Seplc
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ここ穂高駅では32分の停車時間が取られ、なんと駅前にある穂高神社に参拝ができちゃいます。自分含め参拝希望者は駅まで出迎えてきてくれた巫女さんにぞろぞろついて行き…。
穂高神社拝殿と孝養杉 pic.twitter.com/MiUL8rt4Os
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穂高神社には内陸部にも関わらず海の神が祀られていて、それは海人族の安曇氏に由来するんだとか。海運交通の安全から転じて、交通安全にご利益があるそうな。
孝養杉は境内に生えている巨大な一本杉で、こちらは病気平癒にご利益があるそうです。
シナノスイートソフトクリーム pic.twitter.com/tUcAyZ1EnN
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穂高神社までの往路は巫女さんが案内してくれますが、復路は各自で駅まで戻ります。駅から神社までは近く、時間も十分にあるのでよっぽど何かしない限り間に合うかと思います。
穂高駅までの帰り道でシナノスイート(りんご)のソフトクリームをぺろり。
構内踏切からだとリゾートビューふるさとの正面顔が撮れるね pic.twitter.com/vIwDLYTEVL
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
穂高駅は近年では珍しい構内踏切がある駅です。
車両の真正面からの写真って展示車両かイベントくらいでしか普段は撮れないんですが、真正面からブログ記事のサムネイル用に1枚。
信濃大町駅
ここは信濃大町
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
駅名標が多すぎる pic.twitter.com/5o6VLJWdyi
信濃大町駅でも停車時間が10分あります。とりあえず停車が長くてホームに出られそうな駅では駅名標を撮ってますが、種類が多くてどれを撮ればいいのやら。
信濃大町駅 写交場 pic.twitter.com/RhWttzwJaH
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
写交場、と称して撮影スポットが。
信濃大町駅のお見送り pic.twitter.com/V6A21WACCF
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
丁寧にお見送りがありました。後述する仁科三湖を過ぎるくらいまでは大町市です。
仁科三湖と北アルプスの山々
仁科三湖は木崎湖・中綱湖・青木湖の3つの湖の総称で、大糸線はこれらのすぐそばを通ります。
仁科三湖・木崎湖 pic.twitter.com/n3EIIORhmh
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
途中、本来は停車予定のない海ノ口駅に臨時停車して湖を眺める時間が設けられました。
仁科三湖・中綱湖 pic.twitter.com/Obj5JgYJOQ
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
中綱湖の最寄り駅は簗場駅ですが、こちらは普通に通過。
仁科三湖・青木湖 pic.twitter.com/EF86TbVIBx
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
青木湖の最寄り駅は臨時駅ヤナバスキー場前駅でしたが、この3月のダイヤ改正で完全に廃止になりました。
白馬の山々 pic.twitter.com/rE4yXb3ynd
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
仁科三湖を過ぎたあたりからは白馬村に入ります。徐々に車窓に見えてくるのは4月末とはいえまだ雪を被った北アルプスの山々!(写真だとちょっと伝わりにくいかもしれません)
白馬駅
ここは白馬 pic.twitter.com/breh3W774G
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
白馬では8分停車。多くの乗客はここで降りていきました。
観光第一に考えるなら白馬で降りて遊んだほうが賢明でしょう。でも、鉄道ファンは終着駅というものに惹かれてしまうもので、きょうの目的地も終点の南小谷です。
白馬で人がどっと減ったから終点 南小谷まで前面展望たのしむね pic.twitter.com/PaRTsq2g1C
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
展望室は子ども人気が高く、気が引けてなかなか行けなかったところ、一気に人が減ったので前面展望を独り占めします。
対向列車は南小谷行きあずさの回送列車。あとで乗ります。
南小谷駅
ここは東日本の果ての果て 南小谷 pic.twitter.com/ov9RoPh6iQ
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
南小谷駅はJR西日本とJR東日本の営業上の境界駅。とうとう東日本の果ての果てまで来てしまいました。
駅舎はりっぱ pic.twitter.com/yyjNokIMYF
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
有人改札にいい感じの待合室もあって設備は豪華です。
写真上げ忘れてるのにいま気付きましたが、松本駅で買った山賊焼き弁当を待合室で食べてから周辺散策に向かいます。
姫川の流れ… pic.twitter.com/N9kpmAn3S7
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
姫川です。糸魚川を経由してやがて日本海に注ぎます。雪解け水なのか、かなり透明度の高い川でした。
東方的には諏訪子がダブルスポイラーで使う『姫川「プリンセスジェイドグリーン」』の姫川です。
小谷村散策
茅葺き屋根の小谷村郷土館 pic.twitter.com/9Y0sFNuqsd
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
かつての村役場で、(中には入っていないものの)現在は郷土資料館になっています。
ポケモンGOではポケモンジムです。
小谷村役場です pic.twitter.com/gDtsxazEJD
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
さすがに休日は人気がないですが小谷村役場。こちらもポケモンジムです。
特急あずさ
南小谷駅
E353系あずさで帰るぞ pic.twitter.com/EWTCRo0jP0
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
1日1往復だけ存在する、南小谷発着あずさの復路に乗って帰ります。このあいだ投入されたばかりの新車E353系です。
ここまで来たのだから糸魚川方面に抜けて大糸線完乗を目指したいところですが、糸魚川行きの列車は2時間くらいなく、嫁もいる手前、一番早く南小谷から移動できるのがこのあずさだったというわけです。まだ乗ったことがない特急に乗りたかったというのもあるけど。
特急料金そこそこする割にリゾートビューふるさとよりも座席が狭い…。(これはリゾート列車が特別広いだけだ!)
松本駅
増結編成との連結終わるまでドア開かないってことはこれ乗ってる限り連結作業見れないのか
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
大糸線内を9両編成で走り、松本駅で3両を増結します。
連結シーンみれないかなー、なんて思ってましたが連結後にドアが開くので見れませんでした。
塩尻駅
E257系 塩尻 pic.twitter.com/wHrhQfvVch
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
E353系の導入であずさ・かいじからの運用から離れ、185系を蹴り出して踊り子号運用につくらしいE257系、その原色編成です。この塗装、かなり好きだったんですけどね。
上諏訪駅
諏訪湖が見える
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
諏訪湖の近くは走るのですが、湖と線路の間に建物があっていまいちいい写真が撮れませんでした。また別の機会に諏訪単体で来ても面白いかなと思います。
茅野駅
うるさいですね… pic.twitter.com/F0wLvaGU2P
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
チノちゃんはそんなこと言わないぞ。
立川駅
ここは立川
— 織春 紺太郎 (@monyo8500) 2019年4月29日
あとは鈍行でドンドコ帰るだけ pic.twitter.com/h2SykAY6Zr
武蔵野線で帰るため、終点の新宿までは行かず立川で下車します。さらば。