もにょめも

ここはワイの雑記帳

2020/08/26 1泊2日銚子旅行①

1泊2日で銚子に行ってきました。その1←イマココ! / その2
 

8月の旅行の記事を12月になって上げるな!!

ずっと書きかけのまま放置するの本当によくないですね。より具体的には Fall Guys: Ultimate Knockout にドハマリしたせいです。
とはいえそのままにしておくと、今後どこかへ行っても記事出すことがなくなってしまう気がしたので頑張って書き上げました。今年の記事は今年のうちに…ね。

前日まで

旅行には行きたいけど状況が状況なので、「近い」「まだ行ったことがない」「混雑する都心を通らずに行ける」という条件を満たす場所を考えた結果、銚子に行くことになりました。

銚子へはちょうど特急列車が出ています。ラクに早く行けるし、乗ったことのない車両にも乗れるので鈍行ではなく特急列車を利用しましょう。特急券に「房総料金回数券」を使えば安く乗れるというのもよいです。

千葉駅

ウサミンこと安部菜々さんが電車で寝過ごすと千葉駅に着くらしいぞ。

特急は千葉駅から乗ります。
実は千葉駅で乗り降りをするのはこれが初めてだったりします。県民なのに。

特急しおさい

東京-銚子間を走る特急「しおさい」です。

使用車両は「Boso View Express」こと255系。すでに登場から四半世紀以上経過しており、もうそろそろ先行きの怪しい車両です。こいつを含め、なんとなくひと昔前のJR東の特急型車両はヘッドライトが中央に寄っていてデザイン的に好みとは言い難く…。

フリーの列車運転シミュレータソフト「BVE」の名前の由来です。

銚子駅

千葉駅を出発して約1時間、列車は総武本線の終着駅・銚子駅に着きました。これで今まで乗った区間とも合わせて総武本線(貨物線を除く)完乗です。

千葉以東の総武本線はずっと内陸部を走るので、どちら側の座席でも海が全く見えません。房総ビューエクスプレスとは。

銚子は醤油のまち。ヤマサ醤油とヒゲタ醤油の2社の工場がここ銚子にあります。
本来であればどちらとも工場見学ができるのですが、しばらくは見学を中止しているようです。

銚子駅に着いた段階でだいたい12時。ここから漁港付近のお店でお昼ごはんにします。

当初の予定では駅でレンタサイクルを借りるつもりでいましたが、全車出払っているとのこと。いくら平日だからとはいえ観光地をナメすぎました。
計画を変更して徒歩で行けるお店にしましょう。

銚子漁港

銚子駅から歩いて10分ちょい、銚子漁港の西の方にある「鈴女」にきました。

到着時点で何組か並んでいたものの、思ったよりは早く入店できました。
うに丼やいくら丼という文字に後ろ髪を引かれつつ、まぐろとねぎとろの二色丼をチョイス。この旅行で初の海鮮料理です。ギアを一つ上げていくぞ。

店を出てふらっと銚子漁港へ。港の向こうはぜんぶ海…なんてことはなく、利根川の河口にある港なので対岸の茨城県が見えます。

仲ノ町駅

次は銚子電鉄 仲ノ町駅を目指します。

これは途中にあるヤマサ醤油の本社工場。ここから駅までぜんぶ工場ですし、駅の向こう側にも工場が広がります。

道路の両側を工場の塀に囲まれていて、ところどころ道の上をパイプが跨いでいます。そんなインダストリアルな雰囲気なので公道なのか工場内敷地なのか一瞬迷う箇所があったりするのですが、地図に出てるしGoogleストリートビューの車も入っているのでちゃんと公道…のはず。

銚子電鉄 仲ノ町駅です。
味のある駅舎の中には写真や模型などが飾られています。

仲ノ町駅にくっついている銚子電鉄の立派な本社社屋です。銚子電鉄の公式YouTubeチャンネルには本社内部の映像があります。要チェック。

ここ仲ノ町駅も実は旅の目的地のひとつ。仲ノ町車庫が駅に隣接しており、入場券を購入することで車庫の見学ができます。3種類から選べる入場券は硬券のものを選びました。
ここで払った150円×2人分が銚子電鉄の血となり肉となるんですね。

自分たち以外に車庫の見学をしている観光客がいないし、構内踏切に遮断器がないし、どこからどこまでが入っていける領域なのかよく分からん中であちこちを見て回ります。

規模的には同じ千葉県内を走るローカル線である流鉄の車庫よりもさらに小さい感じ。

銚子電鉄に電車は3編成6両が在籍。1枚目・2枚目に写っている2編成のほかに、もう1編成が本線上を行ったり来たりしています。いずれも京王電鉄から伊予鉄道に譲渡された車両をさらに譲り受けた「お下がりのお下がり」の電車たちです。

3枚目は動態保存されている電気機関車デキ3形です。かわいいですね。
どうやらこのときは集電装置が取り外されているようでした。

4枚目は元営団地下鉄から譲渡された車両。現在は運行を終了しており、方向幕には事業用とあります。丸ノ内線の塗装だけどサインウェーブがなくない?と思ったりもしましたが、調べてみると方南町支線用の塗装はこれで正しいらしい。へぇ~。

見学客向けの駅名標風看板に「これより先進入禁止」とあるのでここまでは進入しても問題ないのでしょう。そろそろ塗り替えたほうがよさそうな朽ち具合。

どこかで見たことあるデザインをしているのは『桃太郎電鉄』の貧乏神像。「貧乏が去る」の語呂合わせで頭にサルを載せていて、もちろんキジとイヌを載せた像も他の駅にいるとのこと。

大正ロマン電車

仲ノ町駅から犬吠駅まで電車に乗ります。銚子電鉄初乗車。

駅に改札はないしICカードも使えません。乗り込んでしばらくすると車掌さんが回ってくるのでそこできっぷを購入したり、1日乗車券を見せたりするシステムになっています。なんだかちょっと不安…。

この編成はレトロな雰囲気に改装された「大正ロマン電車」でした。存在は知っていたものの、運用が分からないのでたまたま乗れてラッキー。

米津玄師の「カムパネルラ」のMVで登場するらしいです。

海鹿島駅

途中の海鹿島(あしかじま)駅。関東地方の最東端の駅として知られています。

本当は各駅に降りて駅名標や駅舎を見てみたいのですが、列車の本数が少なく難しいです。その上、1日乗車券が有効なのはその当日のみである(24時間券ではない)ため、今回のように1泊2日の行程との相性がよくありません。

犬吠駅

犬吠埼灯台の最寄り駅・犬吠駅です。おそらく銚子電鉄で最も立派な駅舎はここでしょう。

駅前にたい焼き屋の屋台がありますが、夕食は旅館の海鮮料理で優勝するつもりなので今回は遠慮しておきます。
写真の左側にちらっと写っているのはかつて存在したトロッコ「澪つくし号」のモックアップです。

待合室にはいまどき珍しい瓶入り飲料の自動販売機があります。ちょうどよくその隣には銚子電鉄の新商品「犬釘栓抜き」サンプルが。わあ便利だなあ。

この栓抜き、栓を抜くのに支障はないのですが、手が金臭くなるし、栓抜きでなくそのまま犬釘として売り出してもよかったんじゃ…と思わないこともなく。

犬吠埼灯台

犬吠駅から犬吠埼灯台までは歩いて10分程度。遮るものがなにもなく、水平線がどこまでも広がる太平洋がよく見えます。

ここに来るまでも炎天下の中を結構歩いているので体力がどんどん持っていかれます。これより下のツイートはその場所でその都度投稿したものじゃなく、宿に着いてからのまとめて投稿したものなので時間はあまり気にしちゃいけませんよ。

犬吠埼灯台くんです。
ツイート埋め込みのサムネイルは一部分切れちゃうので全体見たかったらクリックして元画像を見てね。

後で調べた感じでは、このポストの上から灯台が生えているようなトリックアートじみた写真を撮るのが定番のようでした。そういうの先に言いなさ~い!!

入場料を払うと灯台内部と資料館などに入ることができます。
荷物を持って階段を上るのは結構しんどいので体調を整えてから挑みましょう。しかも灯台内部には冷房がありません。(展望台部分で突然体調を崩した場合どうなるんでしょうか)

展望台部分は狭く、人がすれ違える程度の幅しかありません。手すりがあって人は落ちないようになっているものの、写真を撮るためにスマホを構えていると落としてしまわないかヒヤヒヤします。

こちらは灯台の奥側にある旧霧笛舎。

現行の2代目レンズは4面なのに対し、ここに展示されている初代レンズは8面です。同心円状の模様が特徴的な「フレネルレンズ」が用いられています。

解説サイトを見た感じではこれ全体がフレネルレンズなのではなく、中央にあるフレネルレンズの上下にプリズムを配置している、というのが正しいようです。(拡散する光を屈折によって曲げるレンズと、反射によって曲げるプリズムを組み合わせて一体としている)

別邸海と森

きょう泊まるのは「別邸海と森」さん。犬吠埼にはオーシャンビューがウリの宿がいくつかあり、ここも客室から海が一望できるお宿のひとつです。皇族の別邸(旧伏見宮家別邸瑞鶴荘)跡地に建っているとかなんとか。

というわけで話題のGoToトラベルキャンペーンによる割引をめちゃくちゃ利かせていきましょう。

ホテル棟客室です。海を一望できるバルコニーと露天風呂があります。
この写真では写ってない手前側にもベッドが3台あったりと、部屋はかなり広いです。

リゾートというのはこういうところのことを言うのでしょうね…。
バルコニーのベンチに腰掛けると絶えず波の音が聞こえてきます。そんなところでツイッターするな!

料理の目玉はなんといっても「銚子つりきんめ」(金目鯛)。お造りと煮付けで計2匹ドンと出てきます。他に伊勢海老もドンときます。

おいしい料理の写真をおいしそうに撮る腕を磨きたいものです。

犬吠埼灯台(夜)

夕食を終えて部屋に戻ると、バルコニーからライトアップされた犬吠埼灯台が見えます。
でも、もっと近くで灯台を見たくありませんか?見たいですよね。

灯台近くの宿に泊まっている特権を行使していくぞ。というわけで夜の灯台までやってきました。暗闇に白い灯台がぼうっと浮かび上がります。
この時間では近くの商業施設も閉店時間ですし、自家用車で来てる観光客が数組いるだけでした。

灯台としての機能を果たしている、灯台本来の姿です。

丘とか高い建物とかに光線が当たっているのが分かります。

ちなみに宿に戻ってゆっくりしていたら(時刻は分からないですが)いつの間にか灯台本体のライトアップは終了していました。夜通し照らされてるわけではないんですね。

寝るまえ

若干明かりはあるものの、住宅街ほど眩しくないので目を慣らすと星がきれいに見えます。そんなところでツイッターするな!!

流れ星なんて初めて見ました。
結婚記念日の旅行で夫婦2人そろって流れ星を観測できるだなんてすごいですね。

その2につづく