
閉幕間近のEXPO 2025 大阪・関西万博に行ってきた。長いので3分割。
はじめに
ことし4月に開幕し、この10月で閉幕予定の大阪・関西万博。当初から我が家でも「行ったほうがいいのかなあ…」的な議論はあったのだが、関西圏に住んでいるとどうしてもいいニュース/悪いニュースの両方が流れてくるし、それになにより公式サイトの情報だけではどの展示がおもしろそうなのかあまり把握できていなかった。
夏ごろになると来場者による口コミ情報も広まり、ここでようやく行くことを決意。ただし夏真っ盛りの時期ではなく、暑さも落ち着いているであろう10月の予約をとった。そうこうしている間に万博の人気はどんどん高まり、10月の入場予約はどの日も満員御礼の状態だという。
万博に対しては嫁のほうが熱意が高く、普段ならお出かけの予定は自分があれこれ組むところを、今回は予約も含めほとんど嫁に一任している。体力的にも混雑具合的にもパビリオン入場列に並びまくるというスタイルは厳しそうなので、グルメや会場の雰囲気を楽しみつつ、入れそうなパビリオンには入るという方針で臨む。
EXPO神戸号
万博に合わせて延伸された地下鉄など、会場へのアクセス手段は数多く用意されているが、神戸三宮から出ている直行バスに乗ることにした。これなら乗換回数が少なくて済むし、なにより確実に座って移動できるというメリットは極めて大きい。
三宮からの直行バスは神姫バスが運行。淡路島民にはおなじみの高架下バスターミナルから発車する。朝7時台のバスに乗るべく、かなり早い時間から向かうもそこにはすでに大行列が。待合室を飛び出し、普段はフェンスで閉じられているターミナル裏手のスペースに整列する形となっていた。

時刻表上での始発は7時15分。しかし有能バス会社であるところの神姫バスはこれより早い時間に発車する臨時便を用意してくれており、そのうえバスも1台ではなく複数台やってくるという(Twitter情報)。実際この日もそうなっていて、1時間くらい待ったのちに当初の予定通りの時間帯に出発することができた。乗り込んでしまえば、あとは何も考えなくていい。

西ゲート周辺
各種バスで夢洲に向かう場合、入場は西ゲートからになる(したがって入場チケットを予約する段階で来場手段をあらかじめ考えておく必要がある)。
入場待機列に並び始めた時点でだいたい8時。誘導に従い、徐々に場所を変えながら9時の開場を待つ。入場時には空港で行うような保安検査があり、ペットボトルの飲み物はカバンから出して機械に通すように言われる。激安ペットボトル緑茶を買い込んで何本もリュックに詰めていたのでここだけちょっと手間だった。

入場後は嫁の指示に従い別行動。嫁は限定イコちゃん(交通系ICカード・ICOCAのキャラクター)グッズを手に入れるべく、いきなりマーケットプレイスのJR西日本ストアへ旅立ってしまう。万博来て一番はじめにすることがそれで本当にいいのか。

ミャクミャク立像。正面で記念写真を撮りたい客が多すぎるので仕方なくバックショット。帰宅後に万博関連のネット記事を漁っていると、撮影中の来場者が写りこまない上半身部分と後ろの大屋根リングをうまく絡めた写真がいくつも見つかった。顔だけ撮れば…よかったんだな……。

ガンダム。正面から見るだけなら自由に見れる。
ベルギー館

嫁が買い物をしているあいだ、旦那は朝ごはんの調達をするように言われている。ここは西ゲート側から大屋根リングをくぐってすぐのところにあるベルギー館。パビリオン入場列はスルーし、キッチンカーへ向かう。
朝イチの人の少ないタイミングで狙いのパビリオンに並ぶというのが鉄板の動きになるのだろうが、予約している別パビリオンの時刻が迫ってきているため、先の時間が読めなくなる行動はあまりできない。うちみたいに入場直後に食い物買ってる人は割と少数派だ。

大切りのフライドポテトと、バターの風味が効いたリエージュワッフル。人気らしい。大屋根リング下には至るところにベンチが設置されていて、こうやってテイクアウトしても食べる場所にはさほど困らない。
おいしそうだったから指示には入っていないベルギーチョコのソフトクリームもいっしょに買った。溶けるとよくないから嫁が帰ってくる前に1人でぜんぶ食べてしまおうな。
セルビア館

ベルギー館のお向かい。ここでもフードのテイクアウトを頼まれていたが、ちょっと手が塞がってしまったので買い物を終えて合流してきた嫁に買ってきてもらった。

チェヴァピをピタで挟んだもの。チェヴァピ本体には「セルビアのケバブ風料理」という説明がついている。日本で単にケバブというとドネルケバブのサンドを指すことが多いため、シークカバブ的なやつと言ったほうが伝わりやすいかもしれない。
見た目のシンプルさに反して味はけっこうワイルド。牛肉は間違いなく入っているとして、それ以外の肉も入ってるんだろうか?

嫁が食べたがっていたひき肉のミートパイ。こちらは割と純朴な味がする。
シンガポール館

待ち時間5分で入れるというのでふらっとシンガポール館へ。「SG」マークのついた特徴的な赤いドームは、国土面積の小さいシンガポールが地図上では小さな赤い点で示されることに由来するとか。
アプローチ通路にちょこちょこ貼られている猫みたいなマーライオンのキャラクター(マーリー:シンガポール政府観光局公式マスコットキャラ)がかわいい。

シンガポールの自然をイメージしたアーティスティックな切り絵の回廊。人に当たる位置まで垂れ下がってる長いやつもあるのでちゃんと前を見て歩く。

特徴的だった球体内部はプラネタリウムのようなドーム状のスクリーンになっている。球体下層フロアで来場者が自身の夢を書く(描く)と、上層フロアのスクリーンにそれが映し出され、そこから樹木や街が大きく育っていくという演出がなされる。
TECH WORLD館

事実上の台湾館。表向きには台湾系の1民間企業が出展するパビリオンということで、各国のパビリオンが集まるリング内側ではなく、民間企業系の集まるリング外側に位置している。
ここは事前に予約がとれているので、時間通りに向かえば並ばず入場できる。案内はツアー形式。エントランスではスマートウォッチ的なウェアラブルデバイスが配られ、これを腕に装着した状態で館内を進む。

テックワールドという名前の通り、最新の半導体技術を用いて台湾の自然や文化を紹介していく。序盤では「テックワールドという島では~」という感じの説明をしており、あくまで台湾という名称は使わないのかと思いきや、円柱状のスクリーンが台湾杉をイメージしているという説明を皮切りに、どんどん台湾パビリオンであることを隠さなくなっていくのにちょっとドキドキした。

台湾は蘭の産地としても有名なのだとか。花びらに入っている文字はナノスプレー技術によるもので、花を傷めることなく印刷が可能らしい。ロゴのほかに、ミャクミャクが印刷された花もあった。

半導体技術のアピールも欠かせない。高解像度・高フレームレートのディスプレイに映される映像の中には、最近流行りの生成AI技術で作られたものもあったが、リアルタイムで成長が著しい分野だけに、もし開幕が数か月後ろにズレてたりしただけでも全然違った映像になってた可能性もあったんじゃないだろうか。
ツアーの最後では、ずっと身につけていたウェアラブルデバイスの情報から、自分がどの分野の展示に興味を惹かれたかと、それを元にしたおすすめの観光地が紹介される。自分の場合は

ショップにはドクターペッパーとルートビアの中間の味がするやつ、
本来はここで売ってるマンゴーミルクかき氷をかなり楽しみにして来ていたのだが、早々に売り切れたのか、それともこの日は売ってなかったのか、食べることは叶わなかった。うーむ。
つづく